目次
はじめに
近年、プログラマーやエンジニアといったIT関係の仕事に就職したい、転職したいと考えている方は増え続けています。
それにともなってブログや記事でもどうやったらエンジニアなれるのか教えてくれる記事もかなり増えている印象ですが、
それでもweb系エンジニアに比べ、iOSエンジニア(ざっくりくくるとネイティブアプリエンジニア)を目指している人の割合は少ない気がしています。
そして、そうした人向けに情報を発信しているブログは、そこまで多くない気がします。
個人的にはもっとiOSエンジニアの人口増えて欲しいんです。
こういった記事を通して、少しでもiOSエンジニアさんが増えてくれたら僕は嬉しく思います。
なので、これからiOSエンジニアになりたい方に向けて記事を書いていこうと思います。
未経験からiOSエンジニアになるなら覚えておきたい知識
未経験で知識0の場合、独学するにも何を調べて何から始めればいいのか、それすらわからないという人は多いのではないでしょうか。
Xcodeって何?
そもそも開発ってどうやるの?
必要な道具は?
調べるキーワードもわからないのでは、調べようがないですね。
本記事を読めば、学習を始める前段階の知識、iOSアプリエンジニアを目指す上で最低限必要な基礎知識が身に付くような内容で書いていこうかと思います。
ちなみに本章では、iOSエンジニアになりたい方で、知識が全くない方に向けて書いていますので、すでにXcodeで開発しているようなレベルの方には、退屈かもしれません。ご了承ください。
では書いていきます。
iOSアプリで使われているプログミング言語
メインで使われているのはObjective-C、Swiftです。
元々はObjective-Cのみでしたが、ここ何年かの間に新しくSwift言語がリリースされました。
その為、今では新しく作るアプリはSwift言語で作るのが一般的です。
Objective-Cでも作ることは出来ますが、正直、他の言語に比べて書き方が特殊で取っつきにくい言語です。
Objective-Cで出来ることはほぼSwiftで出来ますし、互換性もあるので、これから学ぶのであれば圧倒的にSwift一択です。
また厳密に言うと、他の言語でもiOSアプリを作ることができますが、例外的な話は長くなるので、また別の機会にするとします。
なのでiOS開発で使う言語はSwiftと覚えておきましょう。
iOSアプリを開発する為に必要なもの
実際に必要なもの、準備することは以下です。
- Macのパソコン
- Xcodeのインストール
- Apple Dveloper 登録
- 実機(なくても良い)
それでは説明していきます。
MacのパソコンとXcodeのインストール
まず①Macのパソコンですが、なぜWindowsではダメかというと、②のXcodeのインストールに関係しています。
そもそも、iOSアプリを開発するには、Xcodeと呼ばれるIDE(統合開発環境)が必要です。
さらに、XcodeがWindowsに対応していない為、インストールするためにはMacOSのパソコンが必要なんです。
なので、これから準備する方は注意しておきましょう。
Xcodeのインストール方法については、後ほど紹介しますね。
補足となりますが、IDEについてちょっと深掘りします。
Integrated Development Environmentの略で、日本語で言うと、統合開発環境というものですり
簡単に言うと、アプリケーションなどの開発をする上で必要なものが全部詰まっている開発環境のこと。
androidアプリの開発では主にAndroid StudioというIDEが使われるのに対し、iOSアプリでは、Xcodeが使われます。
Android StudioはWindows、Macの両OSで使うことができるのに対し、
XcodeはMacでしか使えないのです。
Appleさん厳しいんですよね。Androidさん見習ってほしいけど多分この先もMacだけだと思います。
Apple Dveloper 登録

Apple Developer 登録については、上記URLの公式サイトから登録できます。
App Storeからアプリをリリースするには開発者登録が必要で、1年間で約99US$費用がかかります。
最近ちょっと値上がったようで日本円にするとだいたい1万数千円くらいだった気がします。
なので個人開発したアプリをリリースしている人は皆、AppleDeveloper登録をしていることになります。
最近では、開発したアプリを実機にインストールしたり、Xcodeを使って開発をする程度のことは、無料で作れるApple IDがあればできるようになりました。
多少はありがたい話ですが、
結局、実機にいれても証明書の期限が1週間ほどなので、開発アプリをそのままずっと使えるわけではありません。
期限が切れたらまたXcodeを使ってインストールすればいいわけですが…
その点でいうと
AndroidのDeveloper登録は、Appleの1/3ほどの金額でできます。
また、開発やら実機へのインストールは圧倒的にAppleより制限は少ないのです。
どれを比べてもAndroidのほうが優秀感は否めませんが、それは仕方がないので深くは掘り下げないでおきますね(笑)
まだ世間に公開されていないMacのOSやXcodeのBeta版などがダウンロードできたり、開発者向けの情報が手に入ったりします。
実機(なくても良い)
次に実機についてですが、
実はなくても開発はできます。
XcodeにはシミュレーターというIDE内で任意の端末をシミュレートできる機能が備わっています。
なので、普段使っているスマホがAndroidでも、前述してきた実機以外の環境を整えれば、最低限開発することが可能です。
Xcodeのインストール方法
それでは最後にXcodeのインストール方法だけご紹介しようかと思います。
Xcodeのインストール方法は大きく分けて2パターンあります。
AppStore経由でインストールする方法

上記AppStoreのURLにアクセスしてダウンロードするだけです。
一般的かどうかはわかりませんが、シンプルで簡単な方法です。
AppStore経由で新しいXcodeをダウンロードした場合は、既存のXcodeが上書きされてしまうので注意が必要です。
AppleDeveloperサイト経由でインストールする方法

iOSエンジニアの方はこちらでインストールする人がほとんどだと思います。
こちらは、Apple Developer 登録をしていないとアクセスすることはできません。
Xcodeに限らずIDEといったアプリケーションはバージョンによって使える機能が変わったり、メジャーバージョンが1つ違うだけで開発しているアプリに大きな影響を与えることがあります。
その為、基本的には開発初期段階で使うXcodeのバージョンをプロジェクトごとに決めておく場合が少なくありません。
このアプリではXcode8で開発してたなー
こっちはXcode10.2だなー
なんてことは仕事ではよくある話です。
となると古いバージョンのXcodeインストールしないといけないこともよくあります。
そういった場合にこちらのサイトだと該当のXcodeのバージョンを探してインストールすることが可能です。
個人開発はさておき、仕事では、だいたいのエンジニアは複数のXcodeを同じMac内に共存させてるんじゃないでしょうか。
Xcodeを共存させる場合は、インストール済みのXcodeのアプリ名を変更してから新しく入れるXcodeをインストールしましょう。
Xcodeの名前がバッティングしてしまいます。
名前はバージョン名を後ろに追記すればいいかと思います。
ここまで準備ができればあとは開発をはじめよう!
これで準備ができました。
どうでしょう。意外と簡単に環境構築できましたよね。
これからiOSエンジニアを目指すのであれば、まずは最初のステップとしてここまでは準備しておきましょう。
そしてここから先は、ゴリゴリ開発していくのみです。
開発に入るとさらにわからないことだらけだと思いますが、その分楽しさ倍増です。
次は、開発内容中心に書いていけたらと思いますのでお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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