これからドラムを始めようと思っている学生の方、社会人の方で電子ドラムの購入を検討している方は意外と多いのではないでしょうか?
そもそも何から始めていいか悩んでいるドラマー予備軍の方は、こちらを読んでイメージを掴んでいただけたらと思います。
それでは、さっそく今回は、電子ドラムが練習になるのかということについてお話ししようかと思います。
そもそも電子ドラムとは
電子ドラムとは、生のドラムセットとは違い、ゴムパッドや、メッシュパッドが取り付けられており、叩いた振動を電気信号に変え、音として出力するドラムのこと。
通常、みなさんがイメージするドラムは生ドラムと呼ばれています。こちらは音量調節や細かな調節は、各太鼓を直接チューニングするなどアナログで行わなくてはいけませんが、電子ドラムの場合、モジュールの設定を変更するだけで、様々な音に変えて鳴らすことができます。
電子ドラムのメリット
一般的には以下のことが挙げられます。
・スタジオ代が削減できる
・いつでも練習できる
・オーディオインターフェースでPCと繋ぐことで録音や、編集などが簡単にできる
電子ドラム購入前の注意点
上で、メリットについて書きましたが、ただ注意しなければならないのが、
・いつでも練習できる
というメリットです。
これは、ヘッドフォンをつけて、練習すれば音も出ないし、いつでも叩けると思われがちですが、
はっきりいって、環境によっては、いつでも叩けません。
実際、僕は学生時代に実家に電子ドラム購入して約3年ほど、主に夜練習する生活を続けていたことがありますが、
いくらヘッドフォンをしていたとしてもパッドを叩いた時の音は鳴ってしまうんです。
このパッドを叩いた時の打音というのがいつでも叩けないという要因にもなり得ます。
電子ドラムを置いている部屋が防音になっていたり、多少家で大きな音を出しても近所に迷惑がかからない場所に住んでいたりする場合は、その限りではありませんが、
一般的な家は、住宅街だったり、防音出ない部屋の方が多いかと思います。
なので、これから電子ドラムの購入を考えている方は、まずパッドの打音が鳴っても大丈夫な環境であるかどうかを購入前に確認することが必要です。
「うっかり購入した後、やっぱりうるさくて叩けない」
なんてことになったらもったいないですよね。
また、電子パッドを叩いた場合よりもバスドラムパッドの打音は、より注意が必要です。
バスドラムのような床に隣接しているパッドに関しては、それ以外のパッドに比べて、床から伝わる振動が強いです。
これもかなりやっかいで、シングルペダルなら未だしも、ツインペダルで練習しようものならなお一層、打音、振動がうるさくなります。
なので、パッドの振動についても、考えた上で購入を検討したほうが良いかと思います。
実際練習になるのか
結論から言えば、今までのことをクリアできていれば、十分練習になります。
電子ドラムと生ドラムでは実際の叩いた時の感覚が違ったり、よく電子ドラムで叩けても生ドラムでは叩けないなんて話を聞きますが、
電子ドラムに依存した場合の話です。
当然、生ドラムとは全く異なるものなので、打音などの感覚や体の使い方は違います。
そこに関しては、僕の場合は、
電子ドラムで練習→個人練でスタジオに入り、生ドラムの感覚に戻す
ということをしています。
ただ圧倒的に家で練習ができ、ドラムセットで、なおかつ、曲を流したり、メトロノームを聴きながら叩くことができるメリットは断然あります。
初期費用が多少かかりますが、この先スタジオで個人練習をしていくコストを考えるとかなりお買い得であると思います。
購入の注意点
電子ドラムと言ってもピンキリで売っています。
僕は、10万程度のRolandの電子ドラムを購入しました。
僕の経験からお伝えすると、10万そこそこの電子ドラムは太鼓のパッドがゴムパッドの場合が多いです。
前述した、打音の音量についてなんですが、ゴムパッドよりもメッシュパッドの方が圧倒的に音量が小さいのです。
正直ゴムパッドの打音は、結構うるさい。
安さをとって10万前後の電子ドラムを選んだ場合はその点を覚悟する必要があります。
なので、僕がオススメする価格帯は
20万以上かつ、オールメッシュパッドの電子ドラムです。
ただ20万くらいになるとほぼ全てメッシュパッドになっているので、パッドについては心配ないかと思います。
また、最近では20万出さなくてもオールメッシュパッドの電子ドラムは売られ始めてきたので、特別高いものを買う必要もなくなってきていますね。
例えばこれです。
バスドラムはゴムパッドですが、太鼓に関しては、すべてメッシュになっていてこの価格帯なら検討してもいいかもしれません。
以上を踏まえた上で、電子ドラムを検討されると、購入後の失敗が軽減されると思います。
みなさんも電子ドラム購入する際は、設置する環境や、自分の練習内容などを踏まえ、慎重に検討していきましょう。
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